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第1話
2007.3.12更新
10
.千数百年ぶりの再会―魂の輪廻と6人の魂の兄弟
先生のおられる事務所に行って、受付の人に、
「先生に会わせて戴けませんでしょうか」
「どういう事でしょうか」
「いや、ちょっと、私の身にいろんな事が起きて困ってるんです」
そうしたら、先生に取り次いでくださったんですね。
丁度、先生が部屋におられた訳ですよ。それで、先生の部屋に通された。
当然、私が行くのは、先生、分かっていらっしゃったんですね。私の顔を見て、
「あゝ、どうぞどうぞいらっしゃい。どうされましたか」
「実は先生、私は今から半年位前にこんな事があって、困っております。これは一体、何でしょうか、魔物か魔王か何かが憑いているんでしょうか」
そう言った訳ですよ。そうしたら先生が、
「あなたはね、失礼な事を言っちゃいけませんよ。それは、あなたの守護霊ですよ。あなたね、ちょっとこちらにいらっしゃいよ」
と、隣の部屋に通された。そして畳の上に座らされた。
そして、先生は私に光を入れてくれた訳です。
そうしたら、その喋った本人が出て来たんです。そして、中国語でベラベラ喋り始めた。それに対して、高橋先生も当然、中国語でお互い話をしている訳ですよ。
私は、そんなのは初めてですから、驚いているばっかりで、どうしようもない。
その時に初めて、高橋先生が、中国時代(七〇〇年代)の、かつての自分の師であった事が分かったんですね……。そして私は、先生に抱きついてしまって、ビル中に聴こえるくらいの大声で、もうワンワン泣いてしまったんですねぇ……。
人間というものは、転生輪廻(輪廻転生の意/以降 転生輪廻)を繰り返しているんですね。この世とあの世を行ったり来たりしている。
そして、六人が一組で一つの魂が形成されている訳です。六人のグループなんです。
この六人が、一人一人交代で、この世に出て来る訳ですね。早い人で七〇〇年に一度、この世に出て来る。遅い人で、一〇〇〇年~一五〇〇年に一回生まれて来る。
そして、一人がこの世に出て来ると、残り五人のうちの誰かが、必ず守護霊をしなければならない。実は、その中国語を喋った人は、私の守護霊だった訳ですね。
その私の守護霊が、私の意識に入って来た訳です。
それは、私が僅かなりとも先生の話を基にして、いろんな方面から、何とか自分の心というものを知ろうと――今までに疑問になっていたものが分からないだろうかと――追求してきたことに対して、そのような状態になったと思うんですね。
ところが、私の守護霊というのは、過去世に於て物凄い強烈な宗教的な事をやっていた人なんですね。その一方、この世の私の方は、何にもやっていないんですよ。ただ「人間とは何だろうな」なんて考えているくらいのもんです。
何にもやっていない者の意識に入ってきた訳ですから、私はジッとしていられない状態になるんですよ。もう転ぶか、立ち上がるか、グラグラ……どうにもならない訳です。家でもそうだったのですが、その時もそうなった訳です。
その時、先生が私の守護霊に対し、
「実はね、あなたがこの人(私)に、コンタクトすると、この人は何にもやっていないから、体を持ち堪える事が出来ない。
あなたはもう一度、次元の違う処に還って、この人の意識に本当にコンタクト出来るようになって来てください。
それには、三ヶ月間の猶予を上げますからそうしてください」
と言ってくれたんですね。
しかしその時に、そういうふうに自分の魂のグループの中の守護霊が、自分の意識に入ると、入られた私の方が、ジッとしていられないということが分かった。
そうしたら、この世的に考えてみたら、よく、「私は神さんだ」とか、「神が降りて来た」とか言ってる人がいる。あれは全然違うということですよ。――そうですね。
神様とか、仏さん・天使が、普通の人の意識に入ってご覧なさい。空中分解してしまうから――。私はそういう体験をしているから、あちこちで神さんが出て来たとか、いや如来だ、菩薩だと言っても、私は本気にしない訳ですよ。実際にそうですね、この世的に考えても、小さな器に大きな器は入れないようになっている訳です。
今度は、私達がこの世を去ったら、大きな器の人と、小さな器の人の世界が違う訳です。この世的に言ったら、その器の広い人を見ると明るくて見ていられない。
しかし、その明るくて見えない世界にいる人でもね、この世に出て来て肉体を通した場合には、みんな一緒に話が出来たり、笑ったり、いろんな事が出来る訳ですよ。
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