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第1話
2007.3.23更新
11
.魂のグループとの対面―寿命を宣告される
ところが、寝ようとしたら、私の枕元に、二人の人がスーッと姿を現した訳です。
その時が初めて、自分の魂のグループというものを観た時なんですね。
その強烈な修行をしていたのは、お坊さん(七〇〇年代/中国・五台山)ですね。もう一人の人は、暫くの間私から離れるという、このお坊さんの代わりの人だったんですね。その時間帯の中での、交代の人が出て来たんです。剣を下げた武士(四五〇〇年前のエジプト人)なんですね。そして、そのお坊さんが、
「今日、高橋先生という方に聴いた通り、私は三ヶ月間、あなたから離れる。その間、この人が私の代わりやってくれるから、この人の言う事をよく聴くんですよ」
と言われ、その時に、
「あなたは、今生は〇〇歳まで生きる。
あなたは、それまでこのような事をしなければいけない」
と、そう言われた訳ですよ。そして話をし終わったら、パッと二人の姿が消えた。
その時言われた言葉は、未だに強烈に残って去らない訳ですよ。自分が何歳まで生きて、何をやらなくてはいけないなんて……そんな阿呆な事があるものかと思った訳ですよ。
そうですよね、自由で無くなる訳ですよ。私は商売やっていた。商売で一所懸命儲けて、それから……なんて考えていた訳ですからね。
ですから、そんな事は全然、私は取り合わないように自分の心をしていたんですけどもね、毎日その事が、ここから(自分の心から)無くならないんですよ。
そういう事があって、今まで来た訳ですけどね。
高橋先生から頼まれて、私が一緒に仕事をするようになったのは、それから半年位経ってからなんですね。一緒に仕事をしながら、先生が話をする中でよく、
「私の時間は、四八歳までですよ。私の話は沢山の人が聴いているけど、どうですこうです……」
と、仕事をしながら、いろんな事を仰っていた。私は、「本当なのかなぁ」と思っていた訳ですね。
ところが、高橋先生は本当に自分で仰った時間にちゃんと終わられたんです。
そして、その後どうなるかということも、実は先生の仰った通りになってきている訳です。
私はいろんなものを、見たり聞いたりはしていますけれども、別に何とも思いませんよ。「あゝ、先生の仰った通りになっているな」とは思っていますけどもね。
でも、どうなった、こうなったということは、あんまり人に言う事じゃないですね。
しかし、全てその通りになっている訳ですよ。
そうすると、私が魂のグループに言われた事は、「これは只事じゃないぞ」になってきた訳です。
まぁこれは、思うから尚そうなるのかどうか知りませんけど、諦めたということでもないですけれどもね、守護霊から、「こちらですよ」と言われる。しかし、他の事をやりたいから、それをやっていると、何だか何時の間にか、こちらの方(心の教え)をやっている訳ですよ、知らない間にこちらをやっている。
「こんな阿呆な事はない」と思って、また他の事をやると、また戻っている訳ですよ。
そうすると、これはもうどうにもならない。それじゃあ、自分で腹を決めるしかない。まぁ、何処まで出来るか分かりませんけれどもね。
結局、商売も辞めて――まぁ、何とか食べていけるだけはありましたから――こういうふうに、あちこちで話をさせて貰うようになってきたんですね。守護霊が、
「あなたはね、今ような物の無い生活は当然なんですよ。
あなたが過去に生まれた時をズーッと振り返ってご覧なさい、今のあなたの生活は、今までで一番良い時ですよ。こんな贅沢な事はありませんよ。ダメですよ」
なんて言われる。(笑)もう、しょうがないですから、何も言わないですけど、やっぱり、「あれ欲しい、これ欲しい」と出て来ますよ。しかし駄目なんですよ、思っただけで――。
そういう一つの現象を通して、中国語で喋った守護霊とか、魂のグループの事が、はっきり分かった訳ですよ。
そして私達は、今現在があって、そして終わって次に行く。また次に行く。ドンドン……この中を輪のようにグルグル……廻っているという事が分かったんですね。
そうすると、この世でいいころ加減な事をやったら、これは六人の成長が止まってしまう訳です。
自分の終わる時間を言われてる訳ですから、高橋先生が亡くなってからですけど、それからは自分の残っている時間を書き出しているんですよ。
そして、ある一定の時に、時間を差し引いていくと、「あゝ、後何年何ヶ月だ」と分かる訳ですね。
しかし、まだ一寸は時間がありますから、大してそんなに感じない訳なんです。
あれが、段々……後何日だとか、何時間だとか、何分とか言われたら、人間はどのようになるのだろうと、今思っている訳ですよ。
これは私ばかりじゃないですね。このように、人間はどんな人でも、時間を持って出て来ているんですよ。そして、今生きている訳です。
そうすると、これはよく分かりますね。生まれたということは、死ななければいけない訳です。
そして、その生まれて死ぬまでの間に、生きる為の全てを、神仏が私達に与えてくれている訳ですよ。生きる――生きていかなくてはいけない。
――次回に続く
次回『12、生まれてきた目的』の更新予定は、三月末頃です。どうぞお楽しみに。
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