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第1話
2007.4.3更新
12、
生まれて来た目的
私達は今、神仏の中にいる訳なんですよ。永遠に神仏の中にいる。中にいるということは、神の姿は見えないんですよ。どんな輝きをしてるかも分からないんですよ。
唯ひたすらに、一日二四時間の中、
一、何故生まれてきたのか、
一、何処から来て何処に帰るのか、
一、何処に行くのか、
という、それが私達は大事だと思うんですね。
まぁ、普通考えたら、仕事を持って、金儲けをして、家庭を持って、人よりいい生活をして、死ぬ前にでっかいお墓を造って、そして死ぬ。自分が死んでからの住む処をちゃんと造ってから死ぬ訳です。――これが人間だとしたら、おかしいですね。
ところが、みんなそうなんですよ。これが人生だと思っているんですね。
私達には、本当に生まれた目的というものがある訳なんですね。
そして、この我々の生まれて死ななければならない世の中というものは、不必要であるんじゃないんですよ。
「親父とお袋が夫婦になって、勝手に私を造った」と言う人がいるかもしれないけども、そうじゃないんですね。
ところが、本当の事が分からなくなっているから、どうしてもそのようになってくる訳ですね。
これはこの前、高校生に、或る人がアンケートを出して調べてみた、
「お釈迦さんを知ってる人いますか?」
と、聞いてみた。――いないんですよ、これが……。お釈迦さんが、どういう人なのか知らないんですよ。
おそらくこの頃は、「君が代って知ってますか?」と質問しても、「カラオケだ」って人はいないと思いますけどね(笑)、国歌だという事を知らない人いるんじゃないでしょうか。
それじゃあ、「日の丸って何ですか?」って聞いても、国旗だと分からない人いるんじゃないかと思いますね。これは、先生達が学校でやらせない処もありますからね。
しかし厳密に言ったら、国歌や国旗が無い国がある訳がない。
ところが、それをやると、「軍国主義だ」と言う人が出て来る訳ですよ。
世の中というのは、もう自分の勝手な事ばっかり言う人が多くなってきている訳ですね。我々は本当の事が分からないから、自分の事ばかりを考えて、そしてこの世を終わっていく訳です。
―ー次回に続く
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